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アーキテクトビルダー

ボード
これまでさまざまな工法・構造の住宅を設計し建築してきました。木造軸組工法・ツーバイフォー工 法・RIV工法(ロイヤルハウス)・FP工法(FPの家)・北米輸入住宅・北欧輸入住宅・外張り断熱住宅・太陽光発電住宅・パッシブソーラーハウス・重量 鉄骨造(S造)・鉄筋コンクリート造(RC造)・混構造・・・・。
また、これら以外にも多様な部材を組み合わせたり、応用してつくってきました。 なぜいろんな構造や工法に取り組んできたのか?
もちろん、新しいものを手がけてみたいという興味心があったこともありますが、他方で「家造りはどうあるべきか。
どういう家でなければならないか?」を探し求めてきました。
 
マズローの5段階説
「住宅の本質は壁と屋根にあるのではなく、その生活の営みにある。」
20世紀の偉大な建築家、フランク・ロイド・ライトの言葉です。
家は空間やそこでの暮らしが“本質”で、設備や装置競争が目的ではありません。いわば住宅は背景であり、そこに住まう人、家族が主役です。
では、家づくりでもっとも大事なことは何なのか?
人間の基本的欲求をあらわすマズローの5段階説では、生命維持のための“食欲・睡眠欲”など、本能的な欲求といわれる“生理的欲求”の次に、“安全の欲求”が階層付けられています。 人は“食う”“寝る”が満たされたら、『安全・安心』を求めるということです。
建築基準法第1条には、「国民の生命・健康及び財産の保護を図り」と記載されています。「生命・健康・財産」を守ることは生活の基本といえるからです。
また、歴史を振り返ると、地震・台風などの幾多の災害を契機として日本の建築の強度基準が見直されてきました。
それらからわかること。住宅はまず強くなければならないのです。
 
内部空間
これまで3次元での広がりを求めて内部空間を提案してきました。
オープン空間・大開口・リビング吹き抜け・ロフト・屋根裏収納・スキップフロアー・ルーフバルコニー・ビルトインガレージ・スケルトン&インフィル・・・etc。
しかし、震度7以上の直下型の大地震や風速70m以上の強大な台風がきたときにどうかということを考えると、一般の木造住宅であれば空間の自由度を追求するほど安全性に疑問符がつくのが現状です。
雑誌などでもよく目にするように、注文住宅では今でも建築確認をクリアーすれば、競うように安易に大胆なプランが作られています。 本当に大丈夫なのか?
以前の私がそうだったように、計画している設計士や営業マンは構造計算しているわけではないのでよくわかっていません。

木造の柱と梁の接合部は仕口といわれ木材を刻んで接合させます。金物で補強していても断面を切欠いた柱や梁は強度的に弱点となり、わずかな力で折れることがあります。 断面欠損は強度を大きく低下させるからこわいのです。
昔のように180mm角以上の大きな材料を使い、衝撃を吸収する“貫構造”であればそれほど問題はありませんでした。
しかし、今は大きくても120mm程度の柱や梁なので、4方欠きこみになれば何も残りません。しかも貫構造ではなく“筋カイ”で耐震耐風性を確保しようとする構造です。
もちろん窓が一間幅(1820m/m)程度で、空間に広がりとフレキシブルさを求めない普通の間取りの家なら、今の「長期優良住宅」の耐震等級をクリアーしていれば、それはそれでいいのかもしれません。
 
 
光と風にあふれる空間

【強くて美しい日本の家をつくりたい】
確かに壁をつくれば強い家は簡単にできます。よくPRされている“長期優良住宅”にすることは手続きは繁雑ですが、仕様規定にすれば簡単です。ただそれでは
日本の木構造の本来の姿である開放的で構造的に豊かで自由な空間は作れません。

提案したいのは、堅固であっても壁におおわれた家ではありません。光と風にあふれる壁のない強くてダイナミックな空間です。
光は殺菌や身陳代謝など健康になくてはならないものです。

ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、ほかの国の住宅やものまねではない、強くて美しい日本の家をつくりたいということです。
“和風の家”ということではありません。日本古来の木架構が生み出す空間の美しさを損なうことなく、住み手の生活やニーズに合う家を提供したいと思っています。

中世の偉大な芸術家ミケランジェロは、サンピエトロ大聖堂のドームの設計で、16の窓を上部にもうけ、神の化身である光を取り入れることにこだわったといわれています。

考えている「美しい家」とはどういう家なのか?次の建築家の言葉でご紹介します。
「建築における唯一の正しい狙いは『自然に無理なく建てる』ということだ。誇張してはいけない。不必要なものをつくってはいけない。余分なものはすべて、時間の経過とともに見苦しくなる。」~アルヴァ・アアルト(フィンランドの建築家)~

 

 

木構造

【安心して住める木構造を広めたい】
「強さ」は内部空間を自由にしてくれます。
日本の木造建築の伝統は柱と梁の構造美です。これからの社会構造や環境問題をふまえ、日本独自の木架構が生み出すダイナミックな空間の美しさを引継いだ、災害に強い安心できる木造住宅を提供したいと考えています。 その思いを実現するために
『SE構法』を採用しています。 〈準ラーメン構造〉といわれるSE構法はふつうの木造とは「強さ」の次元が異なり、"光をさえぎる壁"や"空間を仕切る壁"をそれほど必要としません。
個人的には、日本の伝統工法である木造在来工法(一般的な木造軸組工法ではありません)には大変魅力を感じます。大断面の柱・貫・くさび、竹と縄、泥、、板、紙からなる日本古来の建物。これらは"伝統建築"としては残るものの、材料の調達やそれをささえる産業構造、職人の技能者数等で一般住宅に普及するには無理があると考えています。職人は高齢化し技術の後継者は少なく、材料の供給も難しく高額になれば、一般住宅での普及は難しいからです。
 

 
集成材

【無垢信仰】
大工さんがつくる住宅をはじめ、木造では一般に無垢材がよく使われています。
最近よくいわれている県産材の活用もその一つです。産業として地域で仕組みができれば大変よいことです。無垢材には素材自体にも魅力があります。
かたや、SE構法の主要部材である「構造用集成材」(エンジニアリングウッド)のイメージは、建築技術者を除きあまりよくありません。しかし集成材には、寸法精度も高く材料強度が安定しているため構造計算できる、という利点があります。また、載荷試験データーなどでもわかるとおり、強度的に無垢材よりすぐれています。 そのためふつうの木造住宅などでも、荷重的に強さが求められる梁などでは、集成材がよく使われています。
 
内部空間
確かな技術の裏づけのないプランはこわいものです。
自由で広がりのある空間をプロとして提案した以上強度を確かめる必要があり、そのためには構造計算が必須です。経験と勘で判断できるものではありません。
SE構法では「エンジニアリング・ウッド(構造用集成材)」と「高強度の専用金物」「構造計算」がセットでシステム化されています。
システム化がはかられているため、職人の技能にそれほど左右されることはありません。

構造計算することで、強度が客観的に担保されているところがほかの一般住宅と異なるところです。
六本木ヒルズなどの大都会の高層ビルに限らず、そこらじゅうにあるマンションやビル、学校をはじめとする大規模な公共建築物はほとんどすべて構造計算されています。
 
 
 
メンテナンス

【住宅に必要な『メンテナンス』】
車に車検があり定期的なメンテナンスが必要なように、住宅も建築後数十年にわたりメンテナンスが必要となります。
設備は壊れ素材は劣化していきます。現在も過去ご縁頂いた方の住宅を定期的にケアさせていただいています。それらの現実を考えると、設計だけ行い施工やアフターをしないということは、本当に責任を負った設計をしたことにならない、また、一般的な住宅規模であれば、やはり施工・アフターまで一緒に行ったほうがいいと考え、設計・施工という形をとらせていただいています。
設計事務所が設計した建物でよくあるトラブルとして、“予算超過”、“施工できない設計”、“メンテナンスへの配慮不足”などいろいろあります。これらはすべて自ら施工やアフターをしないことにその要因があります。
 
 
木造住宅
確かな技術にもとづきクラフトマンシップで家造りをしたいと思っています。
建築技術は日々進歩しています。自然素材にとどまらず、「エンジニアリングウッド」などの工学的な木質建材や木構造技術に基づいて、現代そして未来に向けて自由で豊かな強い木造住宅を提供していきたいと考えています。

資産価値のある強く健康的な木造住宅を提供していくことで、たとえ微力でも社会の役にたつことが出来ればこれにまさる喜びはありません。

広がりのある自由で豊かな空間を持つ強い木造住宅を望まれる方には、
必ずご満足いただけると確信しています。

ぜひカタログ・DVDなどご覧いただければ幸いです。
  詳しくはこちらをご覧下さい。

株式会社 ミヤタプランニングオフィス
代表取締役 宮田 潤一郎

 
 
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