A:「今環境問題や自然災害がニュースにならない日がないですよね。日本でも竜巻の被害が各地であったり、海外では集中豪雨、豪雪、猛暑、干ばつなど異常気象ともいえるようなことがよく報道されています。」
B:「わたしも本で読んだ知識程度しかないのでよくわかりません。各説あっていろんな科学者 の方が学説を発 表されているみたいです。ただ、甚大な被害をもたらす数百年に一回といわれる災害の間隔が今後は数十年に一 回という形で起 こるともいわれているため怖い気もします。
台風・地震・竜巻・豪雨などすべてその規模が大きくなっているように一部ではいわれています。日本だけで考えても、幕末時では考えられないくらいに産業が高度化し人口も増え、二酸化炭素や窒素など空気だけでなく、水などについても有害物質を撒き散らし地球を汚染しているのは間違いありません。これからはインド・中国などあらゆる国家でより産業が発達するため、それに伴いCo2排出も増え、地球環境がより悪化していくように言われています。
そうすると、災害が起こるものとしてある程度覚悟して い たほうがよいかもしれません。
「住宅は、強くて安心」という住まいとしての本質が今まで以上に重要になるかもしれません。20年程度ではなく、50 年・100年スパンで住宅を考えるとすれば、“強さ”をこれからもっと意識しておいたほうがいいのかもしれません。だから SE なのです。」
B:「またこれからは今まで以上にいろんな形態や考え方が出てくると思います。
<セルフビルド><ハーフビルド><リノベーション><コンバージョン>など横文字ばかりですが、自分で建てたり、必要な部分だけプロが建てたり、住宅から店舗またその逆に改装したりなど、いろいろなバリエーションがもっと一般化していくと思います。多様化がより進むこれからの時代にもこのSE構法は本当にマッチした構造だと思っているんです。
ただ、SE構法は構造という地味な部分が“売り”である上にローコストでないから、そこが少しつらいところではあるんですけど…。その価値をわかってもらえる人にはぜひ建てていただきたいと思っています。」