ところで住宅等においては、地震力と風圧力は双方を検討して壁の耐力計算を行っているように、耐震性を高めることは建物を補強することなので間接的には九州で多い“台風”や“竜巻”にも強くなることを意味します。
ただ、耐風性は“風圧力”といって建物に対する負荷のかかり方が地震とは異なるため、屋根や開口部など別の部分で検討することも必要となります。
佐賀では関東や東海地方ほど必要性が感じられにくいのかも知れませんが、隣県福岡では福岡西方沖地震以降、行政が内陸部での地震発生に備えて力を入れて耐震補強がすすめられています。
隣県が震源地となるのであれば、佐賀は軟弱地盤でもあるため全く関係ないとも言い切れません。
若干費用がかかっても事前に補強工事を行うことで、たとえ自然災害が襲ってきても不安にならないで住めるという心理的な安心感を得ることができます。
極論すればある意味命にかかわることなのでお金に代えられないことともいえます。
どういう工事が必要でどの程度の費用がかかるのかなども耐震診断を受けることで明確になります。
耐震診断したからといって、必ずしもすぐ何か“耐震補強”なればならないものではありません。
数年かけて改修するのか、最小限の補修をするか、何年か待って新築するのかなど将来計画を立てる材料になります。補助金制度を利用できるときに耐震診断を受けてみませんか?
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